テレビ先生の隠れ家
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プロフィール
HN:
藍河 縹
性別:
女性
自己紹介:
極北市民病院の院長がとにかく好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
雪国在住。大型犬と炭水化物が好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
雪国在住。大型犬と炭水化物が好き。
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「今中先生」
とろりとした目が自分を見る。今中は、誘われるままにキスをする。目を閉じた世良を抱き締める。今中の部屋。そろそろ深夜と言っても差し支えない時間に突然現れた世良は、いきなり玄関で今中に抱き付き、シャツのボタンを乱暴に外してきた。舌を絡ませている間にも、世良の手が今中の太腿を撫でる。ゆっくり這い登っていく動きに期待が高まる。
ちゅくりと響く水音。唇を離すと、互いの舌が糸を引き合う。濡れた赤い唇が妙に官能的だ。
初めて肌を重ねてから、数ヶ月。世良は、こうしてたまに今中の部屋にやってくるようになった。
こうしていると恋人同士のようだが、そうではないことを今中は知っている。世良は病院では素知らぬ顔で、相変わらずの調子だし、夜は夜で、会うなり今中を求め、満足すれば直ぐに帰る。身体だけの関係なんて不本意だったが、じゃあ、好きなのかと問われれば、何とも答えようがない、というのが正直なところだ。寧ろ拒みたいのだが、哀しいかな、男の性がそれを許さない。
次こそは断ろう、もうこんな関係は止めようと思うのに、世良に抱き付かれてキスされると、ついつい流されてしまう。
認めるのも情けないが、世良は確かに此方方面は非常に巧みだった。
余程、経験が豊富なのかと思う度に、少しばかり胸がざわつく。しかし、その気持ちを深く考察する間もなく世良に飲み込まれ、最終的に残るのは、余りにも強い自己嫌悪だ。
今も、玄関のマットレスの上にしゃがみ込んで、世良が今中のベルトを外し、反応を始めたそれを口に含む。
生温かい口内に強く吸われ、たちまち、血が集まっていくのが分かる。
「世良……先、せっ……!ああっ……、イク……」
慌てて離そうとすると、世良が先端に軽く歯を立てた。その刺激が引き金になって、背に電流が走り、思わずそのまま達してしまう。
「早いよ、今中先生」
白濁を飲み干し、ぺろりと唇を舐めた世良が、挑発的に笑う。
確信犯の笑みだった。
「僕、まだなんだけど」
「分かってます……」
世良が再び舌を絡めてきた。痺れるような甘さが口内に広がる。
逆の手が今中のものと自分のものを合わせて擦り上げる。
「あっ……。ちょっと、まだ……」
「駄目。早く……」
耳元で切羽詰った声が閃く。
思わず、そこに指を滑り込ませた。
「ふぁ……っ……」
世良の粘膜が絡みつく。まるで誘っているようだ。
男の身体がこんなに簡単に異物を受け入れる訳がないことくらい、今中だって知っている。此処に来る前に、それなりの準備をしているのだろう。
「世良先生、良いですか?」
その先を想像しただけで堪らなくなり、聞くと、「性急な男は嫌われるよ」ときた。
貴方だって、さっき、『早く』とか言ってたじゃないですか、と思ったが、そんな口論が出来る訳もなく、とにかく、世良に欲しいと言わせようと、奥を弄る。
「ああ、違うってば。もっと、奥……、あぁんっ」
一際大きな声で啼いた世良は、今中を座らせ、その上に跨ると、腰に足を巻きつけてきた。
「今中先生が我慢出来なそうだから、大サービス。その代わり、今度はちゃんと、僕をイカせてよね?」
入るか入らないかのところに押し当て、意地悪そうな目で此方を見るその息は随分と上がっている。
世良も恐らく、限界一歩手前なのだろう。
相変わらず、意地っ張りで素直じゃない院長サマだ。
「分かりましたよ」
そう言って、世良の腰を掴んで引き寄せる。
世良は素直に、今中を飲み込んだ。
「あっ……、はぁん……。やぁ……、んんっ……!」
喘ぎ声を上げる世良は、可愛いし、愛しい。多分、この気持ちは本物だ。もし、彼に辛い過去があるならば、それを埋めたい。
しかし、どうすれば埋められるのだろう?自分などにそんなことが出来るのだろうか?
「今中先生、考え事?」
「いえ……」
「ちゃんと、僕をイカせることだけ考えてよね」
「考えてますよ、世良先生のことだけ」
「なっ……?!」
ちゃんと答えたつもりだったのだが、何か、気に触ったのだろうか?世良は、突然、激しく腰を動かし始めた。またも追い上げられ、今中は慌てて、腹に押し付けられた世良のものを扱いた。先端から漏れ出た液が指先に絡みつく。
「あ……んっ、駄目……。もうっ……!」
予想外だったのか、後ろと同時に、前を攻められた世良の反応は良かった。
そのまま数回動いたかと思うと、震えと共に、今中の腹の上に白濁を散らした。同時に、激しい締め付けが来て、今中も追いつく。
荒い息を吐きながら、引き抜き、立ち上がりかけた世良の手を、今中は掴んだ。
「世良先生、話をしましょう」
何を、なのかは相変わらず、決めていない。けれど、いつもいつも、こんな風に終わっていくのは、とにかくよくない。こんな関係がずるずる続くのが良い訳がない。世良の考えは?自分の気持ちは?取っ掛かりのようなものでも良いから、何かを掴みたかった。
世良は、冷めた目で言う。
「今中先生のが流れてきてるんだけど」
「え……?うわっ、すみません!」
思わず、見てしまった太腿の内側の透明な滴りが妙に艶かしかったりしたものだから、思わず、今中は手を離してしまった。世良はするりと間を抜け、無言で浴室に身体を滑り込ませる。
――あああ~、また駄目だったか……。
この間は、帰り際に呼び止めたら、携帯が鳴り出したと言って逃げられ、その前は、院長室に行ったら、突然、角田師長が現れて――
――こんなことじゃ、駄目だ!
「世良先生!」
一念奮起した今中は、浴室に向かって呼びかけた。しかし、返事がない。
「世良せん……、わわわっ!」
今中の方に秘所を向け、後始末をしていた世良が振り返る。
「何、責任取って、今中先生がやってくれる訳?」
「や……、その……」
「触る?」
「ですから……」
「触ってよ」
甘い声で誘われ、今中の頭にスイッチが入りかかる。
――このまま、もう一回くらいなら……。
「ねえ、今中先生」
――駄目だ、理性が持たない……!
全く、情けない。こんな調子だから、何時まで経っても、世良の手の平で転がされてしまうのだ。
しかし、世良の身体に完全に溺れているのも事実だ。
まさか、年上の、お世辞にも性格が良いとも言えない上司とこんな関係になった上に、今や、関係を解消するなど有り得ないくらいにのめり込んでいるなんて――
「世良……、先生……、私は貴方と、もっと……!」
結局、背後から突っ込み、先程注いだもの共々掻き回しながらも、今中は辛うじて残った理性で訴える。
その先を封じるように、世良が強く強く今中を締め付けた。
こんなに泥沼にしてどうするんだって感じですが、次で終わりにしようと思ってます。
神威島を入れようと四苦八苦してたんですけど、原作が完璧過ぎて、2次に変換する余地がまるでなかったので…。
後付けで書くかも知れませんが、取り合えずは此処まで。
宜しければ、残り1話もよろしくお願いします。
とろりとした目が自分を見る。今中は、誘われるままにキスをする。目を閉じた世良を抱き締める。今中の部屋。そろそろ深夜と言っても差し支えない時間に突然現れた世良は、いきなり玄関で今中に抱き付き、シャツのボタンを乱暴に外してきた。舌を絡ませている間にも、世良の手が今中の太腿を撫でる。ゆっくり這い登っていく動きに期待が高まる。
ちゅくりと響く水音。唇を離すと、互いの舌が糸を引き合う。濡れた赤い唇が妙に官能的だ。
初めて肌を重ねてから、数ヶ月。世良は、こうしてたまに今中の部屋にやってくるようになった。
こうしていると恋人同士のようだが、そうではないことを今中は知っている。世良は病院では素知らぬ顔で、相変わらずの調子だし、夜は夜で、会うなり今中を求め、満足すれば直ぐに帰る。身体だけの関係なんて不本意だったが、じゃあ、好きなのかと問われれば、何とも答えようがない、というのが正直なところだ。寧ろ拒みたいのだが、哀しいかな、男の性がそれを許さない。
次こそは断ろう、もうこんな関係は止めようと思うのに、世良に抱き付かれてキスされると、ついつい流されてしまう。
認めるのも情けないが、世良は確かに此方方面は非常に巧みだった。
余程、経験が豊富なのかと思う度に、少しばかり胸がざわつく。しかし、その気持ちを深く考察する間もなく世良に飲み込まれ、最終的に残るのは、余りにも強い自己嫌悪だ。
今も、玄関のマットレスの上にしゃがみ込んで、世良が今中のベルトを外し、反応を始めたそれを口に含む。
生温かい口内に強く吸われ、たちまち、血が集まっていくのが分かる。
「世良……先、せっ……!ああっ……、イク……」
慌てて離そうとすると、世良が先端に軽く歯を立てた。その刺激が引き金になって、背に電流が走り、思わずそのまま達してしまう。
「早いよ、今中先生」
白濁を飲み干し、ぺろりと唇を舐めた世良が、挑発的に笑う。
確信犯の笑みだった。
「僕、まだなんだけど」
「分かってます……」
世良が再び舌を絡めてきた。痺れるような甘さが口内に広がる。
逆の手が今中のものと自分のものを合わせて擦り上げる。
「あっ……。ちょっと、まだ……」
「駄目。早く……」
耳元で切羽詰った声が閃く。
思わず、そこに指を滑り込ませた。
「ふぁ……っ……」
世良の粘膜が絡みつく。まるで誘っているようだ。
男の身体がこんなに簡単に異物を受け入れる訳がないことくらい、今中だって知っている。此処に来る前に、それなりの準備をしているのだろう。
「世良先生、良いですか?」
その先を想像しただけで堪らなくなり、聞くと、「性急な男は嫌われるよ」ときた。
貴方だって、さっき、『早く』とか言ってたじゃないですか、と思ったが、そんな口論が出来る訳もなく、とにかく、世良に欲しいと言わせようと、奥を弄る。
「ああ、違うってば。もっと、奥……、あぁんっ」
一際大きな声で啼いた世良は、今中を座らせ、その上に跨ると、腰に足を巻きつけてきた。
「今中先生が我慢出来なそうだから、大サービス。その代わり、今度はちゃんと、僕をイカせてよね?」
入るか入らないかのところに押し当て、意地悪そうな目で此方を見るその息は随分と上がっている。
世良も恐らく、限界一歩手前なのだろう。
相変わらず、意地っ張りで素直じゃない院長サマだ。
「分かりましたよ」
そう言って、世良の腰を掴んで引き寄せる。
世良は素直に、今中を飲み込んだ。
「あっ……、はぁん……。やぁ……、んんっ……!」
喘ぎ声を上げる世良は、可愛いし、愛しい。多分、この気持ちは本物だ。もし、彼に辛い過去があるならば、それを埋めたい。
しかし、どうすれば埋められるのだろう?自分などにそんなことが出来るのだろうか?
「今中先生、考え事?」
「いえ……」
「ちゃんと、僕をイカせることだけ考えてよね」
「考えてますよ、世良先生のことだけ」
「なっ……?!」
ちゃんと答えたつもりだったのだが、何か、気に触ったのだろうか?世良は、突然、激しく腰を動かし始めた。またも追い上げられ、今中は慌てて、腹に押し付けられた世良のものを扱いた。先端から漏れ出た液が指先に絡みつく。
「あ……んっ、駄目……。もうっ……!」
予想外だったのか、後ろと同時に、前を攻められた世良の反応は良かった。
そのまま数回動いたかと思うと、震えと共に、今中の腹の上に白濁を散らした。同時に、激しい締め付けが来て、今中も追いつく。
荒い息を吐きながら、引き抜き、立ち上がりかけた世良の手を、今中は掴んだ。
「世良先生、話をしましょう」
何を、なのかは相変わらず、決めていない。けれど、いつもいつも、こんな風に終わっていくのは、とにかくよくない。こんな関係がずるずる続くのが良い訳がない。世良の考えは?自分の気持ちは?取っ掛かりのようなものでも良いから、何かを掴みたかった。
世良は、冷めた目で言う。
「今中先生のが流れてきてるんだけど」
「え……?うわっ、すみません!」
思わず、見てしまった太腿の内側の透明な滴りが妙に艶かしかったりしたものだから、思わず、今中は手を離してしまった。世良はするりと間を抜け、無言で浴室に身体を滑り込ませる。
――あああ~、また駄目だったか……。
この間は、帰り際に呼び止めたら、携帯が鳴り出したと言って逃げられ、その前は、院長室に行ったら、突然、角田師長が現れて――
――こんなことじゃ、駄目だ!
「世良先生!」
一念奮起した今中は、浴室に向かって呼びかけた。しかし、返事がない。
「世良せん……、わわわっ!」
今中の方に秘所を向け、後始末をしていた世良が振り返る。
「何、責任取って、今中先生がやってくれる訳?」
「や……、その……」
「触る?」
「ですから……」
「触ってよ」
甘い声で誘われ、今中の頭にスイッチが入りかかる。
――このまま、もう一回くらいなら……。
「ねえ、今中先生」
――駄目だ、理性が持たない……!
全く、情けない。こんな調子だから、何時まで経っても、世良の手の平で転がされてしまうのだ。
しかし、世良の身体に完全に溺れているのも事実だ。
まさか、年上の、お世辞にも性格が良いとも言えない上司とこんな関係になった上に、今や、関係を解消するなど有り得ないくらいにのめり込んでいるなんて――
「世良……、先生……、私は貴方と、もっと……!」
結局、背後から突っ込み、先程注いだもの共々掻き回しながらも、今中は辛うじて残った理性で訴える。
その先を封じるように、世良が強く強く今中を締め付けた。
こんなに泥沼にしてどうするんだって感じですが、次で終わりにしようと思ってます。
神威島を入れようと四苦八苦してたんですけど、原作が完璧過ぎて、2次に変換する余地がまるでなかったので…。
後付けで書くかも知れませんが、取り合えずは此処まで。
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