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テレビ先生の隠れ家
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プロフィール
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藍河 縹
性別:
女性
自己紹介:
極北市民病院の院長がとにかく好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
雪国在住。大型犬と炭水化物が好き。
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去年、七夕をスルーしちゃったのが無念過ぎて、今年は絶対に何かするぞ、と思ったのですが、「そんなん待ってねーよ。今世良書けよ」って思われてたら、スミマセン…。2弾では書く予定です。まだ、何も思いついてないけど(え?!)
まあ、そんな訳で、リアル世良ちゃんこと村上智彦先生の「医療にたかるな」感想です。極ラプのあれもこれもほぼ実話という勢いですが、さすがに七夕の帰還は完全にフィクションだから、この流れで出して来るのもおかしいんだけど。
折角買って読んだので、へええ、って感じで見ていただければ幸いvvv

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・「医療にたかるな」は「死因不明社会」より面白いよって思うのだが…。
・夕張に来た直後に感じた「招かれざる客」ってのが正に世良ちゃん視点かと…!「行政や住民が望んでいたのは現状維持」で、「私は、旧弊を一掃しようと考えていたので、これまでのやり方を変えたくない人と衝突するのは必至でした」――これが世良ちゃんの立場だったのかと。抗がん剤…!
・「夕張が病院再生のために医者を探しているという話を聞き、『こんな無茶苦茶なところに行く医者は、私ぐらいしかいないだろうな』と思っていたら、本当に話が来た」――海堂先生が海堂ラボで「何でそんな、面倒臭いこと引き受けたんですか」って何度も言ってたことを思い出します。もし、あのとき、世良ちゃんのことが頭にあったのだとしたら、あれだけの挫折を味わって覚悟を持った人間でなければやれないことって考えたのかもって思って、凄まじく萌えた。
・「薬剤師になって、検査漬け・薬漬けの過剰医療を何とかしようと医者に進言したら、『医者になってから物を言え』と一喝されて、医者になることを決意した」――ホント、世良ちゃんっぽい。惚れます(ゴロンゴロン)
・「『命に関わることなのにコストの話をするのはけしからん』って言う人が居るけど、命に関わることだからこそ、現実的な話をするべきだ」――これは天城先生と世良院長の主張の最大の共通点だよね。
・「夕張市立総合病院は暖房効率が悪くて、厳寒期には1ヶ月600万円も水道光熱費がかかっていて、こんなの放置してたら誰がやっても黒字になる訳ない」――これも実話かぁ。極ラプじゃピンと来なかったけど、これ読んで凄い納得した。
・「夕張の人は、炭鉱の危険な仕事の代償として、水道光熱費・家賃・暖房費・医療費は全て無料で提供され、社会が丸かかえで面倒を見るのが当り前という意識になっていった」――医療費踏み倒しなんて考えられなかったけど、こういう背景があったのか。私の友達で、愛知で医療事務やってた子が居るんだけど、彼女はドララプの前編見て、「診察費払わなくて診療拒否されても自業自得」ってメールくれた。色々あったのね、君も…。
・「診療報酬が入金されるまで2ヶ月かかるので、70人分の職員の給与と運転資金のために、個人保証で1億2千万の借金をした」――凄過ぎる。何で、この人がこんなに非難されるのかが全く分からないわ…。あと、意外と病院大きいのねって。
・そして、救急拒否事件。これも実話だそうです。ただ、実際は、医師が一人でろくな救急施設もない診療所より、ちゃんとした救急対応の出来るところの方が良いだろうと判断したら、朝日新聞の記者が「この一件で診療所が潰されるのを抑えてやるから、自分だけに謝罪の記事を書かせろ」と言ってきて、その通りに謝ったけど、結局何もなかった――というようなことが2回もあったらしい。で、「売られた喧嘩は買わずにはいられない性分」の村上先生は、WEB雑誌で反論して、それが大反響になり、市役所に非難が殺到した。今や、ツイッターのフォロワーは7000人だそう。因みに、フォローしようと思って行ったけど、自分のプロフの恥ずかしさに結局止めた(「極北市民病院院長が大好き」とか書いてあるからね…。村上先生って世良院長のことは勿論認識してるよね)っていうか、まめにフォロバもしてるし、呟き頻度も高いし、ブログやメルマガもやってるらしいし、病院辞めて暇なの?てか、世良ちゃんのメルマガ見たい(笑)
・「私のような激しい性格の人間は変革が必要な場所でこそ利用価値があり、特に問題のない場所では傍迷惑な存在になるだけだから、そのときが来たら去るつもりでいる」――既に夕張にはいらっしゃらないようですが…。何か、これ読んで、「極北に根を張る」って言った世良ちゃんは好きなんだけど、でも、やっぱり、極北で穏やかにやっていく世良ちゃんは少し違う気がするなぁ、と思った。何年かして、極北の医療がきちんと再生されたら、また別の場所で再建請負人やって欲しいなって。でも、極北はちゃんと帰る場所で、時々戻って来て、そこで自分が植えた木がつけた花が咲き誇る様を見れば良い。今中先生に予防医療と在宅医療に特化した市民病院任せて、極北に家でも買って美和ちゃんにはそこを守ってもらっていれば何時でも帰って来れるし。何か、ドララプのラストみたいだけど。ただ、世良ちゃんは革命を成就させなきゃいけないから、今中先生を診療所でのんびりさせる気はさらさらなくて、3分割された日本の重要拠点の一つであり、地域医療のモデルケース病院の院長とか何とか適当な理由つけて、年中引っ張り出してきて、「もう口出すの止めてくださいよ」「今中先生に任せておいたら、直ぐ市役所に押し切られるでしょー」的に相変わらずな二人で居れば良いよvvv
・ホント闘ってる厳しい人だなって思うんですが、最終章読むと、現代医療の歪んだ問題点(事なかれ主義の延命処置とか)に対して、むしろ凄く人間的な考えを持っていて、ふと「神様のカルテ」の一止さんを思い出すようなことを言ったりもする(分からない方、すみません)し、コミュニケーションを重視していて、必ず世間話をして、本人の人生観や希望を含めて治療方針を決めるような一面もあるのが分かったし。住民の人とも一時険悪になったけど、段々そういう思いが伝わって黒字に立て直せた、ってあるので、極北市民病院もそうなっていくんだろうなって。
・まあ、世良ちゃんに重ねて萌えるという不届きな読み方でしたが、色々考えましたよ。他にも、納得できる話が幾つもあったし。良かったらオススメです、という宣伝にして締め括ってみる(笑)
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