テレビ先生の隠れ家
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プロフィール
HN:
藍河 縹
性別:
女性
自己紹介:
極北市民病院の院長がとにかく好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
雪国在住。大型犬と炭水化物が好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
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先週末は、上川さんの舞台を観に上京してたんですが、1泊して、せとかちゃんに遊んでもらい、横浜で太平洋眺めてきましたvvvまあ、よく考えたら、横浜って港だから、広がる大海原、って感じじゃないんですけどね…。
まずは横浜じゃないんですけど、ドラバチ1期でしらぐちが喧嘩してた公園で、グッチーの座ってた豚や、白鳥さんの隠れた木を念入りに撫でるとこからスタート!シーバスに乗って、船をチャーターしてクルージングする天ジュノを妄想し、家具屋の20万くらいするソファに座って、いちゃこらする天ジュノ話で盛り上がり。観覧車で、隣に座る天城先生に狭いって文句言う世良ちゃんやら、高階さんと向かい合って降りるまで何も言えない世良ちゃん(そもそも、そんなことしないんじゃないかということはどちらも言い出さないwww)やら、ガンシュー二人プレイで全ての敵を1発で仕留める高階さんに「これが阿修羅…!」ってなる世良ちゃん(そもそも、そんなことしないんじゃ…以下略)やら。
もう、見たもの聞いたものやったこと全て世良ちゃん変換して参りましたvvvこんなこと友達の前でやったら、確実に「黙れ!」って言われるわwwwこれまで、なかなかオフで同志の方に会うことがなかったので、こういう萌え話が出来ることがとても幸せですvvvせとかちゃん、お付き合いありがとう。
まあ、そんな私の旅行記はともかく、性懲りもなく七夕です。さすがに、せとかちゃんに「七夕ですか…?!」って言われたので、今年はこれくらいにしようと思いますwwwま、そろそろ、院長就任記念日SSも書きたいし、アニバーサリーいっぱいの黒本・極北はもたもたしてはいられないのですよ!
病み院長くらいだとそろそろ珍しくないけど、真っ黒なヤンデレは初めてかな?無理っぽそうな方は避けてくださいませ。
まずは横浜じゃないんですけど、ドラバチ1期でしらぐちが喧嘩してた公園で、グッチーの座ってた豚や、白鳥さんの隠れた木を念入りに撫でるとこからスタート!シーバスに乗って、船をチャーターしてクルージングする天ジュノを妄想し、家具屋の20万くらいするソファに座って、いちゃこらする天ジュノ話で盛り上がり。観覧車で、隣に座る天城先生に狭いって文句言う世良ちゃんやら、高階さんと向かい合って降りるまで何も言えない世良ちゃん(そもそも、そんなことしないんじゃないかということはどちらも言い出さないwww)やら、ガンシュー二人プレイで全ての敵を1発で仕留める高階さんに「これが阿修羅…!」ってなる世良ちゃん(そもそも、そんなことしないんじゃ…以下略)やら。
もう、見たもの聞いたものやったこと全て世良ちゃん変換して参りましたvvvこんなこと友達の前でやったら、確実に「黙れ!」って言われるわwwwこれまで、なかなかオフで同志の方に会うことがなかったので、こういう萌え話が出来ることがとても幸せですvvvせとかちゃん、お付き合いありがとう。
まあ、そんな私の旅行記はともかく、性懲りもなく七夕です。さすがに、せとかちゃんに「七夕ですか…?!」って言われたので、今年はこれくらいにしようと思いますwwwま、そろそろ、院長就任記念日SSも書きたいし、アニバーサリーいっぱいの黒本・極北はもたもたしてはいられないのですよ!
病み院長くらいだとそろそろ珍しくないけど、真っ黒なヤンデレは初めてかな?無理っぽそうな方は避けてくださいませ。
『先日はお邪魔しました。ヒプノス社の西野です』
完全に着信拒否状態に陥っていた携帯が久し振りに着信音を響かせたと思ったら、落ち着いた低音が聞こえてきて、世良は意外な思いで答えた。
「この間の動画配信会見ではお世話になりました。今日は何か?」
『その後、どうかと思いまして』
「ヒプノス社ってアフターサービスもしっかりしてるんですね」
西野の仕事振りは常にビジネスライクなので、依頼のその後に関わってくるというのは意外だった。
世良は若干の揶揄を込めて言う。何かと疑心暗鬼気味なのは、現状を鑑みれば仕方ない。
『アフターサービスというよりはデータ収集ですね。お客様アンケートとでも思っていただければ』
「随分と、特定度の高いお客様アンケートですねぇ」
『何分、サンプルが限られているので。宜しければ、ご協力お願いします』
慇懃に言う西野に、世良は苦笑した。もう少し、相手の状況を考えて依頼して欲しいとも思ったが、ボランティアで助けてもらった恩もある。答えるくらいなら、何の問題がある訳でもない。
「決して悪くはないです。ネットでの配信は、僕のように、マスコミに持ち上げては落とされる哀れな子羊にとって、とても大きな武器になることを実感しています。僕の考えを理解して、応援してくれる人も増えました。この先は、僕がいかに旧弊を排除して、新たな地域医療の有り方を立ち上げられるか、という問題になってくると思っています」
『忌憚のないご意見、参考にさせていただきます。ところで……』
「何でしょう?」
西野の改まった口調に、世良は首を傾げた。
『先日、頼まれた件はどうでしたか?』
世良は少し考えて、ああ、あれか、と大きく頷いた。
「西野さんは東京ですもんね。グッドタイミングですよ、ちょうど今朝、一面記事になりました。ご希望なら、PDFに落として送りましょうか?」
『はい、お時間がありましたら是非。内容的には満足のいくものでしたか?』
「文句なしです」
世良は、机の上の書類を積み上げた山から新聞を引っこ抜き、机の上に広げた。そこには『極北市民病院・世良院長、市議会にて証人喚問か』との文字が躍っていた。
「ろくなソースもないのに良くここまで大きな記事に出来ましたね。一面かそうでないかで見る人の数が段違いです」
『世良先生の記事は、全国規模のニュースになりますから。どんな小さな噂でも欲しいという感じでした』
「それに、例えデマだったとしても、彼らは、こちらに対して謝罪するつもりなんかないでしょうしね」
世良は皮肉な笑みを浮かべた。マウスを閃かせ、ブログの管理ページを開く。
「熱心に僕のブログを読んでくれている人の中には、既に市役所に批判をしてくれている人も居ます。ちょうど今、非常に困惑しているという主旨の記事を書いていたところです」
ブログの書き込みは、今朝新聞が売り出されてから格段に増えている。地方紙なのでまだ知らない人も多いが、此処で世良がその内容を暴露すれば、一気に炎上することだろう。
『膠着した現状を一気に崩して、市役所やマスコミに個人の情報発信力を思い知らせるための自作自演なのでしょう?けれど、そちらの地方では、新聞に書いてあることを全て鵜呑みにする高齢者も多いですよね。そういう人の不興を買うのは賭けではないですか?』
西野の見解に、世良は満足する。
彼には一言も自分の思惑は伝えていない。
本当に、頭脳明晰な人間だと思う。
「残念ながら、西野さん。そういったことは、僕にとってはただの副産物でしかありません」
『副産物?――市役所に対する市民の反論が、ですか?』
西野は心底意外だという声を上げた。
「僕の真の目的は他にあるってことです」
『それは……?』
そうだろう、と世良は思う。
そんなこと、誰も想像していないに違いない。
でも――
「僕が欲しいのは、右腕ですよ」
『右腕?』
「少し、昔話をしましょう」
世良は西野の言葉を受け流した。
「20年ほど前、一人の外科医が日本の医療システムを変えようとしました。彼は、正に、天駆けるナイトでした。彼の技術と力が存分に発揮されていれば、必ずこの国の医療は変わっていた。けれど、彼は一つだけ過ちを犯しました」
『はあ』
「彼が従えていた唯一の部下、その愚図なポーンの心を押さえることを怠ったんです。その結果、彼は足元を崩され、この地を去ることになりました」
西野が意味を掴みきれていないのは明らかだった。
『……就任会見も聞きましたが、世良先生のお話は比喩が多くて、とても壮大ですね』
要するに、何を言いたいのか、さっぱり分からないということだろう。
それで良い。
愚図なポーンが、その後、自らの愚かさを噛み締め、天に向かって嘆いても既に時遅いことを痛感し、後悔しながらこの国の中を這いずり回って、やがてこの極北に辿り着いた、などということは些細な物語だ。
西野が知る必要などない。
「要するに、今頃、隣町でこの記事を見て、青くなっている人間が一人居るだろうってことですよ」
『そういえば、この間お会いした……今中先生でしたっけ?彼は確か、先週から雪見市の救急センターに派遣されたんでしたっけ?』
僅かな間の後、そう返した西野に世良は感心した。
動画配信の裏方に徹していたのかと思いきや、内容まで把握していたとは。
『けれど……、分かりません。世良先生は彼の上司でしょう。きちんと説明すれば、先生の考えを理解してもらうことは出来たのでは?』
至極尤もなその疑問も、世良の口元を僅かに歪める結果にしかならなかった。
「西野さんは有能だけど、まだ若いですね。一つ、教えましょう。人の心は力では縛れないんです。どんなに丁寧に諭したつもりでも、上司からの命令と言うバイアスがかかれば部下はそこに強制力を見出します」
あんなに従順で熱意のある今中すら、救急センター行きを命じたときには猛反発を見せた。もっとも、あれは、意図的な説明不足があったから尚更なのだろうが。けれど、どんなに望んでいることでも、そこに誰かの思惑が働いていると感じた途端、反感を持つのが人間の習性なのは確かだ。
「だから、僕は一度も彼の考え方に口を出してはいません。ただ、この病院が様々な立場の人からどのように見え、それに対して僕がどう振舞うか、徹底的に見せてきました。驚いたことに、今では素晴らしい代弁者になってくれているようですよ。救急センターの医師や看護師に、僕の主張を説明してくれているそうです」
今中の行動は逐一世良の耳に入ってきている。
『そのタイミングであの記事を?』
「そうです。そして、彼がこれからどうするか、その行動にも僕は一切関与しない」
関与はしない。けれど、世良は今中という人間を知っている。極北市が財政破綻して、市民病院の医師達が一斉に逃げ出したときに、自ら此処に留まったような人間だということを。
あの男は、これ幸いとレンタル移籍という立場に甘んじ、逃げたりはしない。
そして、恐らく、馬鹿が付くほどにお人好しでご機嫌な脳みそは、今頃、世良は、自分を逃がしたなどという結論をはじき出しているに違いない。
世良は確かに、逃がした。
けれど、救急の現場で彼が頑張っていくことを望んでそうした訳ではない。
『世良先生は、彼が必ず戻ってくると確信してるんですね。今まで世良先生が取ってきた施策は全て、彼を此処へ引き戻すために打たれた手……』
「とんでもない。僕にそこまでの先見の明はないですよ。結果的に戻って来たとしても、それは彼の選択、自由意志です」
『けれど、やっぱり……、彼の存在がそこまでのものだというのが理解出来ません』
世良は皮肉な笑みを浮かべる。右腕とも呼べる人間の不在――それがどれほどに痛くて、苦しいものか、自分は既にこの2週間で、分かり過ぎるほどに分かっていた。
「確かに、頭の回転も鈍いし、融通も利かないし、おまけに、馬鹿が付くくらいのお人好しなんですよ」
『何でしょう、惚気を聞いているような気分です』
西野は歯切れ悪く言う。
『信じられないのに、世良先生の言葉を聞いていると、それも本心かもと思えてくる』
くっくっと世良は喉を鳴らした。
少し、喋り過ぎてしまったようだ。
「これ以上、弱味を握られないうちに、アンケートの回答を終了するとしましょう」
そうして、世良は促す。勝負を賭けながら、切実な願いを他人に見せた自分を恥じるように。
「また、何かあったら、お願いしますね」
西野が声の調子を立て直したのが分かった。
『有意義な回答をありがとうございました。今後、仕事の中で役立てたいと思います』
汎用性の低い意見だが、まあ、何かの足しにはなるかも知れない。西野のような、不定形の仕事の多い人間には、こういう雑談も何かに繋がる足がかりになることもありえそうだ。
世良が切ろうとしたときには、既に携帯には「通話終了」の文字が表示されていた。
「早く、戻って来てよ、今中先生……」
世良は携帯を机の上に置き、遠くに暗雲の立ちこめてきた空をじっと見つめた。
「戻って来たら、僕はもう二度と君を離さないからさ」
そして、楽しそうに声を立てて笑うと、新聞記事をスキャンするために立ち上がった。
ホントは会話相手を彦根にしようかと思ったんですが、この時期、色々忙しそうなんで、ツンデレラブコメ繰り広げてる先輩の惚気を聞いてる場合じゃなかろうと。
ちょっと今中先生が可哀想になってくる展開ですが、凄まじく愛されてるのは間違いないので、本人達が良いなら良いんじゃないかな、と思ってる(笑)
此処までじゃなくても、「そりゃあ、居てくれた方が~」からの強がりツンデレ台詞は、駆け引きだったら恐ろしいレベルだと思うんですよね。絡めとられていく今中先生萌えvvv
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