テレビ先生の隠れ家
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プロフィール
HN:
藍河 縹
性別:
女性
自己紹介:
極北市民病院の院長がとにかく好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
雪国在住。大型犬と炭水化物が好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
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クレイマーは特定の部分以外1回しか読んでないので、いい加減読み直そうと決意して、メモ取りながら少しずつ読み進めてます。だって、市民病院の見取りとか、今中先生の部屋の内部とか、院長室の様子なんて、クレイマーにしかないじゃないですか。全体的にうろ覚えだから、何処に何が書いてあったかとか全く覚えてなくて、読み返すことも出来ないし…。まだ、冒頭部なんですが、既に適当に誤魔化して書いてたところが色々分かっちゃって、うぎゃーってなってますわ。此処以前のSSは、そこんとこ念頭に入れて…、読まないで下さいね(汗)メモ、かちゃかちゃ打ってるけど、既に凄い量…。書き出しておくと後で楽なんですよ。調べるつもりが、うっかり最後まで読んじゃった、とか防げるし。ドラバチなんて、全台詞書き出して台本作りましたもん。なかなか重宝しますよ。
などと余計な雑談しつつ、SSは、まあ、一応、やっとこうかな的な。
せとかちゃんとなおさんから色々アイディアもらった集大成!
微エロ注意。そして、珍しく天城先生視点にしてみたら、凄いドSになった。だって、世良ちゃんが無茶苦茶良い反応するから…!可愛過ぎるジュノが悪いんだって結論(笑)
などと余計な雑談しつつ、SSは、まあ、一応、やっとこうかな的な。
せとかちゃんとなおさんから色々アイディアもらった集大成!
微エロ注意。そして、珍しく天城先生視点にしてみたら、凄いドSになった。だって、世良ちゃんが無茶苦茶良い反応するから…!可愛過ぎるジュノが悪いんだって結論(笑)
心地よいまどろみから浮き上がると、そこにはじっと此方を見る世良の顔があった。
他人の視線は、風のようなものだと天城は思っている。そよそよと心地よく頬を擽ったり、綺麗に整えたセットを乱されたりすることもあるが、さらりと受け流す類のものだ。
しかし、この青年の眼差しだけは別だった。
何故かは分からないが、天城は彼の視線だけは受け止めてしまう。
すると、そこに熱が生まれる。
それはもしかしたら、天城自身から発している温度なのかも知れないと思うが。
薄暗い部屋は、足元を照らすベッドライトの明かりしかないが、世良が身動ぎもせずに自分を見ていたのははっきりと分かった。
どちらも一糸纏わぬ姿で、先ほどまでの情交の片鱗はまだ身体の何処かに残したまま。
時間は定かではないが、洗い晒しの世良の髪が大分乾いているところを見ると、暫く時間が経っているに違いない。
「もう寝ます」
ぷいっと顔を背け、にわかに動き出す。
そういえば、先日起きたら、世良が床で寝ていたことがあった。この、大の男が二人で横になっても余裕のあるベッドから落ちたのかと笑ったが、そのときもこんな風に天城を見ているうちに寝てしまったのかも知れない。
湧き上がる愛しさに目を細めた天城とは対照的に、世良は先ほどまでの自分などなかったかのように素知らぬ顔で天城の足元を通ってベッドに入ろうとする。
「お休みのキスはしないのか?」
起き上がって膝を曲げ招く天城に、世良は「さっき、散々したじゃないですか」と、四つん這いでベッドの上を移動しながら可愛くないことを言う。
時には、天城の根源を揺さぶるほどの情熱と真っ直ぐさを見せる癖に、基本的に世良の受け答えは釣れないものばかりだ。
「キスをするんだ、ジュノ」
決定事項を告げる天城に対し、世良の表情に不満の色が浮かぶ。だが、逆らうことなく、目の前にあった天城の足に唇を押し付けた。
天城は目を見開く。しかし、直ぐにその口元は弧を描いた。
――これだから、ジュノは面白い。
数百・数千単位の人間に取り囲まれればあっという間に見失ってしまうような平凡な容姿と才能であるにも関わらず、天城はこの青年から目を離すことが出来ない。だが、確かに、彼には、本人が真面目に集団に溶け込もうとしても何処かしらそこからはみ出してしまうような気質がある。
それがこの青年の魅力だ。
彼一人では一生かかっても味わえない贅沢に酔わせ、世界最高峰の手術を魅せ付け、上司に根回しして自分の下に付かせ、彼が日本に呼び寄せたという責任で縛り、その心に自分の存在を深く植えつけ、桜の樹に例えられる至高の夢に雁字搦めにしてなお、天城は、彼に囚われているのは自分のような気がすることがある。
それ程に、彼の行動は予想もつかないものばかりなのだ。今も、思いがけない世良の行動に、次に何が飛び出すか好奇心が抑えられなくなってしまった。大人しく言い付けに従えばさっさと解放されるのに、と思うのだが、勿論そんなことを教えてやるつもりはない。
「脛へのキスには『服従』の意味がある。ジュノには似合いだな」
そう言うと、薄明かりの下でもはっきりと、世良が動揺したのが分かった。
「こっちにおいで、ジュノ」
全く納得はしていないようだが、世良は大人しく天城の腕の中に収まる。
尤も、本人としては、当初の予定通り、自分の寝る場所に移動しただけかも知れないが。
「私からも返そう。『愛玩』のキスだ」
天城は、世良の鼻をいとおしむように撫でた後、口付けた。
そんなに高くはないが、天城は世良の真っ直ぐな鼻筋が好きだった。これといった華がある訳ではないのに、世良を形作るパーツのどれもがとても愛しい。
啄ばむように幾度も触れ、唇を強く押し付けたり、軽く挟んだりしていると、身を固くした世良が息を詰めるように小さく震えたのが分かった。
気を良くして、更に、僅かに覗かせた舌先で撫でようとしたとき。
世良が、天城の首筋に抱き付き、唇を重ね合わせてきた。
「……んっ……」
思いがけず漏れた吐息も余さず飲み込んで、合わせられたそこから、おずおずと世良の舌が入り込み、内側に触れようとしてくる。
したいようにさせていると、やがて焦れたように舌を絡め始めた。
可愛さに堪らずに応えたら、お互い夢中になって貪り合ってしまった。
漸く唇を離したときには、世良の目は潤んで、頬は紅潮し、息も体温も上がっていた。
「唇へのキスは『愛情』だ。鼻だけでは物足りなかったか?」
くすくすと笑う天城に、世良は咄嗟に逃げようとしたが、その腰を掴まれ動きが止まる。
「次は何処にキスするんだ、ジュノ?」
世良が俯く。困り果てた顔だ。その表情に、天城の嗜虐心に火がつく。
「……また、そこのキスの意味はどうとかって言うんでしょう!」
それが不満だと言う世良に、天城は喉を鳴らして笑った。
「ジュノが嫌なら止めよう」
「え……」
あっさり引いた天城に、世良が驚く。
ほっと緊張が緩みかけた瞬間にすかさず、言葉を滑り込ませた。
「何処だろうが関係ない。ジュノが私を好きだということに変わりはないんだからな」
ぐっと世良が息を飲んだ。反論を完全に防がれた顔だった。
――さあ、どうする、ジュノ?
天城は獲物を追い詰める目で、世良を見る。世良には、従わないという選択肢はない。
大人しく、天城を満足させるまでキス攻勢を続けるしかないが、暫くからかい続けたい衝動は消えない。
何処に仕掛けて来ても、まだまだ虐める余地はある。
「俺は……」
一つ息を吐いた瞬間、世良が天城に抱きついた。
素直じゃない世良にしては珍しいと思った瞬間、肩口に強い痛みが走った。
「もう良いでしょう!明日も早いから寝ます……!」
がばりと世良が天城から離れ、毛布の裾が翻ったのが見えた。
天城は茫然と、痛みの残る肩に目を遣った。
思わず、そこを撫でる。
そこに残る痕を、光に透かして見たい衝動にかられたが、その前に笑いが込み上げてきた。
「全く、ジュノは……」
くつくつと漏れる愉悦が止まらない。毛布の山は動かない。天城は更に声を上げて笑った。
「私の身体にこんなことをした人間は初めてだよ、ジュノ」
毛布の山が小さく揺れた。
心底、愉快だった。
恐らく、本人は追い詰められてただ必死だったのだろうが。
キスをしろと言われて、選りにも選って、噛み付いてくるなど予想外にも程がある。
「身体に証しを刻むなんて、どれ程私が欲しいんだ?」
天城は、目の前の塊に向けて言い放つ。
居心地悪そうにもぞりと不自然に動いた毛布の中身を解放する気には、まだ当分なれそうになかった。
天城→世良で鼻にキス(愛玩)、世良→天城で脛・唇にキス(服従・愛情)でした。世良ちゃんは更に凄いことしてるけど(笑)キス部位って、お題配布サイトさんが自分の創作の為に作ったものを公開したらSNSで広まっちゃったらしいので、黒本時代には存在しないのですが、まあ、そんなことは気にせずに…。今世良の裏設定として、キスの意味は天城先生に教わった(実演付き)というのを考えてたんですが、『服従』はやっぱり天ジュノだなぁ。今世良は『忠誠』とかのが近い気がする(一番近いのが『服従』かなって思ったんだけど、ニュアンスが違うんだよなぁ。いっそ、『親愛』になるのかも。いや、でも、エロい場所にしたかったんだもの/笑)
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