テレビ先生の隠れ家
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プロフィール
HN:
藍河 縹
性別:
女性
自己紹介:
極北市民病院の院長がとにかく好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
雪国在住。大型犬と炭水化物が好き。
原作・ドラマ問わず、スワンを溺愛。
桜宮サーガは単行本は基本読了済。
連載・短編はかなり怪しい。
眼鏡・白衣・変人は萌えの3種の神器。
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お久し振りです。
4月が京都の桜レポで終わってしまった…!
何してたかって言うと、毎週桜見に行って、映画の凸凹とか舞台観に行って、ドラマの二人贔屓な人と2週連続で半日くらい語り合ったりしてました。だから、ほら、桜シーズンと映画公開が重なるのは忙し過ぎるって…。
いや、でも、今年はお天気良くて桜の満開期間が長かったので、染井吉野海側満開・山側満開・散り終わり直前と枝垂れ桜満開・八重桜満開と、京都から始まって相当な桜尽くし月でした。
そして、まあ、全くその経験は活かせてませんが、桜今世良です。18禁です。最近、今世良はワンパターンな気がして間を置いてたんですが、発作みたいに書きたくなりますね。大好きだー。
4月が京都の桜レポで終わってしまった…!
何してたかって言うと、毎週桜見に行って、映画の凸凹とか舞台観に行って、ドラマの二人贔屓な人と2週連続で半日くらい語り合ったりしてました。だから、ほら、桜シーズンと映画公開が重なるのは忙し過ぎるって…。
いや、でも、今年はお天気良くて桜の満開期間が長かったので、染井吉野海側満開・山側満開・散り終わり直前と枝垂れ桜満開・八重桜満開と、京都から始まって相当な桜尽くし月でした。
そして、まあ、全くその経験は活かせてませんが、桜今世良です。18禁です。最近、今世良はワンパターンな気がして間を置いてたんですが、発作みたいに書きたくなりますね。大好きだー。
「はぁー、良い湯だねぇ」
隣で伸び伸びと手足を寛げている上司サマはご機嫌だ。
「本当に、良かったんですか?」
逆に、今中は少しばかり窮屈そうにお湯に浸かりながら、何度目かになる質問を投げ掛ける。
「また、その話?誘ったのは僕。嫌な相手となんか、こんなところに来ないよ」
「でも、此処まで良い旅館だなんて思わなかったし。宿泊費を全部世良先生持ちにするなんて……」
これが一般レベルの旅館なら、まあ、世良の方が上司だし、当然給料も多いだろうから、と好意に甘えるのだが、生憎とそんな生っちょろい話ではなかった。
1泊2日で温泉に行こうと、病院を休みにして本土に飛んで連れて来られた先は、芸能人や政治家がお忍びで使っているのではないかという高級旅館だった。
10畳はあろうかという続きの二間が、他の宿泊客と顔を合わせることのないように離れになっており、その部屋専用で露天風呂まで設えられている。
部屋から見える庭園はそれはそれは見事な春の庭だったし、先ほど胃に収まった食事も完璧な懐石料理だった。
目に鮮やかな絵画のような色使いのそれは、海老、鮑、鰆、筍、和牛と高級食材のオンパレードで味も申し分ない。
しかも、世良は女将と面識があるようで、労わるような口ぶりで話しかけられていた。
「別に、僕だって、そこまで負担してる訳じゃないし」
「え……?」
口の中で転がされた言葉が聞き取れずに尋ねた今中を振り切るように、世良は話題を変えた。
「逆上せそうだから、僕はもう上がるよ。今中先生はもう少し入ってる?」
「あ、そうですね」
「ただ、此処の温泉は温度も低めでお湯も柔らかいけど、効果は抜群だから。甘く見て、のんびりしてると、後でカウンター食らうよ」
確かに、温泉の血行促進効果は普通の風呂の比ではない。
「もしかして、経験済みとか……?」
「さぁね。あ、女将に確かめるのとか止めてよ」
その僅かな含みを聞く限りでは、どうやら本当らしい。
うっかり長風呂し過ぎてしまったのだろう。
ふらふらになった世良を想像したら、何だか可笑しくなった。こんな風に、昔の失敗談なんて話してくれるようになったんだなぁ、と思う。
本人は、「じゃあ、待ってるから」などと言って、意味ありげな目配せをして、ざぶりとお湯から出て行った。
再建請負人を名乗る彼のことを、血も涙もない改革を断行する怜悧な人間でとても付いて行けないと思ったのも、それを見透かしたように何度も遠ざけられたのもそこまで前のことではない。
けれど、今中の一部は何処かでずっと直感していた――その裏側に存在する、切実な願い、真っ直ぐな意思、ほんの僅かに透けて見える苦悶。
見て見ぬ振りが出来なかった今中は、理屈も理由も考える間もなく手を伸ばしてしまい、次の瞬間、がっちりと掴まれて引きずり込まれた。
全く以って訳が分からないのだが、要するに、食われた。
しかも、更に意味不明なことに、そちらの経験など全くないにも関わらず、彼のとんでもない要求に応えてしまった。
自分の気持ちも分からないまま、全ては世良の気紛れだろうと結論付けたというのに、その後も、ふらふらと自分の部屋を訪ねてくる上司に今中は戸惑った。けれど、休みの前日にテレビをザッピングしながら明らかに寛いでいる世良に居心地良さを感じたとき、今中は、ずっとこの人のことを支えていこうと腹を決めた。
そこからは比較的上手くいっていた、と思っていたのに――
最近の世良はおかしい。
物思いに沈んでいることが多くなったし、先週の土曜日には姿を現さなかった。
まだまだ寒いけれど、ほんの少しだけ気温が上がって、日差しが伸びて、長く厳しい冬が終わろうというのに……。5月病にはまだ少し早いし、そもそも、そんなものに負けるような人とも思えない。
彼が屈するものがあるとしたら、それはきっと、彼の中にある理想の存在のようなものに対してだと今中は何となく思っていた。
そんなことを思い返していたら、途端に世良のことが心配になり、急いでお湯から上がった。
露天風呂は、和室から渡り廊下で繋がっており、歩いているだけで所々に小さな灯りを点された庭を一望できる。
旅行に行こうと言い出したのは世良だった。
交通費も宿泊費もこっちが持つから、という話は確かに魅力的だったが、それより何より、今中は世良とじっくり話したかった。
けれど、此処に着いてからは、想像以上の豪華さに圧倒されるばかりで、まともな話などまだ何も出来ていない。
まさか、突然飛行機に乗せられて、本土まで連れて来られるなんて、誰が予想しただろう。
そもそも、世良は一体どんな伝手でこんな高級旅館の常連になったのだろう?
出身は本州の方だと聞いたことはあるが、再建請負人など、せいぜい地方公務員程度の身分だ。
どうしても、世良と、この旅館が結びつかない。
考える度に、背筋がざわざわするような落ち着かなさを覚える。
そして、今中のこういう直感は往々にして当たるのだ。
しかし、襖を開けた今中は、その不安が全く違う意味で正解したのを目の当たりにした。
「あー、いまなかせんせえ」
甘く蕩けるような声で今中を呼ぶ、敷かれた布団の上の世良は完全に出来上がっていた。伏せ気味の眼差しで此方を振り向き、腰を上げようとするなり、たったそれだけの動作にふらつき片手を付く。
その拍子に、浴衣の裾が乱れて、白い脛が今中の脳裏に灼き付く。
「何で、こんなにベロベロになってるんですか?!」
空いている徳利は、視界に入るだけなら2本。
日本酒であることと風呂上りという状況を差し引いても、呂律が回らなくなるほどとは思えない。
「あはは。いまなかせんせい、しらないのぉ?したのくちからのむと、あっというまにきもちよくなるんだよぉ」
ああ、はいはい、良かったですねぇ、と言いかけて、そのふらふらの身体を受け止めた今中はたっぷり数秒硬直した。
「したの、くち……?」
「いまなかせんせいだって、なんどもあじわってるでしょ、こ・こ」
最中を思わせる仕草で腰を浮かせながら、今中の手を掴み、徐に裾に突っ込んだ世良の動きもそうだったが、内容は更にとんでもなかった。
「まさか、そこから……」
「だったら?」
ぺろりと赤い舌が下唇を舐める。
「何かあったら、どうするんですか?!」
思わず声を荒げた今中に動揺する気配など全くない。
「大丈夫だよ、致死量くらい心得てるさ」
先程までと打って変わってはっきりした声に、あれと思う間もなく、世良の足が腰に巻きついている。
伸びた指がお盆の上の猪口を掴んだ。
「ほら、今中先生も飲もうよ」
差し出されたが、密着した体温と半ば肌蹴た浴衣に意識が行ってそれどころではない。
片手は相変わらず、ともすると付け根が見えそうな脚に押し付けられたままだ。あ、これ、下穿いてないな、とか余計なことを考えてしまう頭が憎い。
「全く、世話が焼ける……」
猪口をくいっと一息に呷った世良が、今中に覆い被さる。
舐め上げるような舌が唇を割り、同時に、独特の辛味が喉を通り抜けた。
「んっ……」
今中の口内が同じ香りになっても、世良の舌は去らずにざらつく表面を幾度も触れ合わせる。
ぬめる感触と思わぬ熱さに、一気にスイッチが入る。
ちゃんと話を、と逡巡が脳内を掠めたが、そこは世良の方が上手だった。必死に押さえ込もうとする脳内を嘲笑うように主張する欲望に腰を押し付ける。
考えてみれば、先週末に世良が来なかったから、正直色々溜まっている。
なるようになれと潜り込んだ指先で熱い場所を弄り始めると、世良の背が丸まって大きく跳ねた。
「……ぅうっ……!」
「あ、強かったですか?」
「いや……、さすがに早過ぎたね。加減、間違ったかな?」
荒い息を吐きながら指先で自分の白濁を拭う世良に、はっとする。
「世良先生。もしかして、また、変なクスリ使って……?!」
「ちゃんと成分も確認してるよ。若い恋人を楽しませようとする僕の思いが分からないかなぁ」
「そんなこと、気遣わなくて良いですから!」
通常営業で十分元気だ。むしろ、元気過ぎる。
なまじ身体に関する知識が豊富だから、変なプレイを止めろとか言っても聞く耳を持ってくれないし、こんなときでも冷静そのもので性質が悪いったらない。
「いやいや、今日は今中先生にも頑張ってもらうよ。そろそろ、効いてくる頃じゃない?」
にまっと笑って言われた瞬間、身体がかあっと熱くなり、痛いほどに勃起したのが分かった。
「今中先生って暗示にかかりやすいねー」
「嘘ですか?!」
「いや、さっきの酒に媚薬仕込んだのはホントだけどさ、言われた途端、あからさまに反応したから。ま、好都合だけど」
その言葉が終わるか終わらないかのうちに今中の浴衣の裾が一気にたくし上げられた。
「さ、楽しもうか。イッても抜かないで続けて良いからね」
次の瞬間、半ば肌蹴た胸も、僅かに汗ばんだ腕も、ねっとりと絡む舌も、みっともないほどに欲望を露わにする秘所も――全てが境界を失くして重なり合っていた。
クスリ――媚薬とやらは適度に効いた。
体位を変え、角度を変えて交わっているうちに、世良は幾度も達して、挙句、何も吐き出すことなく昏倒した。今中も、その脇で力尽きるなり、一瞬か数秒か、はたまた数十分か、完全に意識を飛ばしてしまった。
寒さに目を覚まして、慌てて世良の浴衣の着崩れを直して布団に入れてやる。
一応、中は汚していないとはいえ、露天風呂まで連れて行き、身体を清めてやる体力はさすがに残っていなかった。
明日文句を言われそうだが、世良にだってこうなった一因があるのだから仕方ない。
自分も、脱ぎ捨てた浴衣を適当に纏って、並べて敷かれた布団に潜り込んだ。
耳に残る、珍しい世良の嬌声は少しばかり不快だった。
「あ……、はぁっ……。もっ、と……」
今夜だけで何度、その言葉を聞いただろう。
――もっと、もっと。
正気で居られなくなってしまうほどに、何もかも忘れるほどに、いっそ狂ってしまうほどに。
全身を震わせ、激しく達しながら、望んだことが起こっていないと気付くや否や、視覚にも聴覚にも、そして、感覚的にも訴えるように的確な、今中を雁字搦めに捕らえて離さない誘いで縛り上げる。
しがみ付き、舐め上げて、強く締め付けて。
すがり付き、震え上がり、強く哭き続けて。
――何をそんなに怖がっているんですか?
喉元まで出掛かった声を抑えたのは、世良が言葉を封じるように、今中の上で腰を振り始めたときだった。
快感に言葉を散らされただけではなく。
それを問うたら、二度とこの男は今中には近づかないだろうと直感して。
その細い腰を掴み、こちらに気付いて欲しいと願いながら、深部へと思いを穿つ。放たれた熱を受け止めながら、世良が再び口にする。
もっと、もっと、と――
浴衣で誘う院長が書きたかっただけだろとか、言っちゃ駄目!抑圧されたエロフラストレーションが嫌な感じで迸ってる…。
あんまり深く考えないで、毎日ちょこちょこ打ってたら、やたら長い上に後半はいつものあのパターン…。バランス悪ぅ。
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